2007/4/ 4開設

2022/2/15更新




古文書の(はこ)

古文書の筺(箱)へ

ようこそ!

大分で見つけた忘れがたい
古文書と、実家で眠っていた
古文書をご紹介します。
 


  
大分で遭遇した古文書は万葉調の叙情的な長歌
  であった。調べてみると作者は幕末の勤王の歌
  人であることが分かった。

       幕末草莽の志士 佐田秀真蹟
    
   (平成17年大分県宇佐市指定文化財)
 

    坂本是将ぬしの請ひによりて詠める長歌 

        
      
   
  和淑臣君悲別歌 千尋

  
  
      

付録

幕末草莽の志士 佐田秀の長歌
 
 佐田秀歌集

  上巻 下巻
宇佐郡史談会 昭和7年 発行

佐田秀

佐田秀の歌碑と墓

 


 
(伝)
頼春水 手紙 翻刻文付 

  

 頼春風 漢詩

 頼杏平 草稿 ・手紙

 頼山陽 漢詩
漢詩・書

  

 頼養堂 漢詩・書・手紙二通
(翻刻文付)・外

     

  頼家略系図  人物概略一覧 参考リンク

 菅茶山 漢詩・漢詩

 

 成島司直 漢詩

 



                   ご挨拶
   
実家の押入にひっそりと眠っていた古文書の筺。私の幼い頃にも有ったと思
   うのだが、はっきり存在を意識したのは、七、八年前のことであった。
   この文書は大部分は広島の頼家に関わる文書で、私の父方の祖母が大切にして
   いたものであったが、私には全く読むことは出来なかった。
   そこで、この内の二、三点を知人に見せたところ、その方はすらすらと見事に
   解読して下さった。私には読めないくずし字
   を、身近な方が難なく読めることに大いに驚き、それからは自分でもなんとか
   残りの文書を解読しようと思い立ったのであるが、古文書の教室へ通い、多少
   の努力はしたものの、解読は遅々として進まず、この三年はすっかりあきらめ
   てこの古文書筺を開けることもなかった。
   くずし字に慣れるため、専ら江戸時代の版本である「絵双紙」を楽しみながら
   読むことを日課にしていた。最近久しぶりに家の古文書をみたら、ほんの少し
   だけ解読が進んだような気になった。そこで眠っていた古文書をHPに公開して、
   出来ればそれぞれの翻刻文を順次公開をしたいと思ったのである。
   現時点ではごく一部しか解読が出来ていない。もとより古典・漢文の素養もな
   いので、私が解読した翻刻文には誤読が多々あると思う。
   何かお気付きの事がありましたらお教え頂けましたら幸いです。
    なお文書の真贋については調べてはいません。
  (伝)春水の手紙・養堂の和書・手紙二通は古文書研究家羽生榮氏による翻刻
   文でご紹介いたましす。羽生榮氏のご協力に厚く御礼申上げます。

    また大分で遭遇した万葉調の長歌二つは、私は巡り合った古文書の中でも
   特に叙情性のあるすぐれた歌で、くずし字解読の面白みを教えてくれた文書と
   して忘れがたく、合わせてご紹介いたします。
     
 平成十九年四月吉日              和泉屋 楓 

                          

  
  


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   翻刻文と共にご紹介します。
   
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  izumiyakaede☆jcom.home.ne.jp  

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